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子どもと学ぶ地球の未来|気候変動・SDGs用語をかんたんに説明します

公開日:2025/06/10(火) 更新日:2025/06/10(火) ママ建築士スタッフブログ

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足利市の工務店、福富住宅の「ママ建築士」春山です。

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今回は、気候変動やSDGsなどで出てくる用語をかんたんにご説明いたします。
ぜひ、お子さまと一緒にお読みいただけますと幸いです。

 

 

【目次】
1. はじめに|なぜ「子どもと学ぶ気候用語」が大切なの?
2. 地球がどうなってる?|気候変動を子どもにもわかりやすく
3. 子どもも理解できる!気候用語ベスト10
4. 家庭でできる環境教育|親子で一緒に学ぶコツ
5. 無料配布中!|「子どももわかる気候のことば辞典」について
6. まとめ|「わかる」と「話せる」が未来を守る力になる
7. もっと知りたい方へ|そらべあ と グリーンピース・ジャパンのご紹介

 

 

 

1. はじめに|なぜ「子どもと学ぶ気候用語」が大切なの?

 

地球のイラスト画像

 

今、地球ではいろいろな「いつもとちがうこと」が起きています。

 

たとえば——

・暑すぎて夏に外で遊べない日がふえている

・急に大雨がふって、町がびしょびしょになる

・春や秋が短くなって、季節の変わり目がわかりにくい

 

こうした変化は、空気の中にある「温室効果ガス(おんしつこうかがす)」がふえて、地球がすこしずつあたたかくなっているからなんです。

このままでは、自然や動物たちだけでなく、わたしたちの毎日のくらしにも大きな影響が出てしまいます。

 

だからこそ、これからの地球を生きていく子どもたちに、「いま、地球で何が起きているのか」をやさしい言葉で伝えることが大切です。

むずかしい言葉も、わかりやすく説明すればちゃんと伝わりますし、「どうしてだろう?」と考える力も育ちます。

このブログでは、家庭でもすぐに使えるやさしい気候用語の説明や、親子でできる地球の学び方をご紹介します。

 

私たち福富住宅は、「地球と家族の未来を考えた家づくり」を大切にしています。そのためには、これからの時代を担う子どもたちが環境について正しく理解することが重要だと考え、この情報を提供しています。

 

 

 

2. 地球がどうなってる?|気候変動を子どもにもわかりやすく

 

干ばつのイメージ画像

 

最近、なんだかお天気がおかしいなって感じることはありませんか?

 

・夏がとっても長くて、暑すぎる日がふえている

・気温が高すぎて、学校のプールの授業が中止になることもある

・体育館が夏はサウナみたいに暑く、冬は寒すぎて動きづらい

・雨がふりすぎて、川があふれたり、道が水びたしになったりする

 

こうしたことは、すべて「気候変動(きこうへんどう)」と関係しています。

少しの気温の上昇でも、地球には大きな変化が起こっているんです。

 

たとえば、北極や南極では氷がとけて、シロクマのすむ場所がせまくなっています。

世界では、雨がふらなくて作物が育たず、ごはんが足りない国もあります。

 

 

環境への取り組みが進んでいる国と、その活動内容(大阪万博パビリオン紹介付き)

 

デンマーク

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風の力(風力発電)をとても大切にしている国です。

電気の50%以上が再生可能エネルギーでできています。

家や学校も断熱性が高く、エネルギーをムダにしない工夫がいっぱい。

ポイント: 自然の力を使って電気をつくり、地球にやさしいくらしをしている。

大阪万博のデンマーク館では、風力発電と自然と共生するライフスタイルについて、体験しながら学べる展示が行われています。

 

 

ドイツ

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脱原発(だつげんぱつ)と脱炭素を国の政策で進めていて、世界でもトップクラス。

ソーラーパネルや風車がたくさんあり、地域ごとにエネルギーをつくる「エネルギー自治」も進んでいます。

環境教育にも力を入れていて、学校で地球のことを学ぶ時間があります。

ポイント: 地域と学校がいっしょになって、地球をまもる力を育てている。

大阪万博のドイツ館では、「バランスのとれた未来のくらし」をテーマに、再生可能エネルギーと共に生きる都市や住まいのアイデアを紹介しています。

 

 

スウェーデン

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ゴミをなるべく出さず、リサイクルがとても進んでいる国。

ゴミの80%以上をリサイクルしたり、エネルギーに変えたりしています。

子どもたちも「エコな考え方」が身についていて、自分たちで意見を伝える場もあります。

ポイント: ゴミを出さないくらし、子どもも参加できる社会がある。

大阪万博のスウェーデン館では、循環型社会(サーキュラーエコノミー)や森林資源の活用など、自然と共にある未来社会のあり方を体験できます。

 

 

フランス

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学校の給食で、オーガニック(有機)や地元の食材を取り入れています。

スーパーでは、食べ物をムダにしないように売れ残りを寄付する仕組みがあります。

温室効果ガスの削減を国のルールでしっかり定めているのも特徴です。

ポイント: 食べもののムダをへらす取り組みで、地球にも人にもやさしい。

大阪万博のフランス館では、持続可能な農業・エネルギー・科学技術をテーマに、自然とテクノロジーの両立をわかりやすく紹介しています。

 

 

まとめ|世界から学び、日本の未来を考えるヒントに

世界のさまざまな国々では、再生可能エネルギーを使ったり、ゴミを出さないしくみを整えたり、子どもたちが自然と学べる社会をつくるなど、「地球といっしょに生きるための行動」が、当たり前のように広がっています。

そして、今まさに開催中の大阪・関西万博(2025)では、そうした国々が「未来のくらし」や「環境にやさしい社会」をテーマに、それぞれの知恵や技術を紹介しています。

・デンマークは、風と共に暮らすエネルギー社会
・ドイツは、再生可能エネルギーと都市の工夫
・スウェーデンは、ゴミを出さない循環型の社会
・フランスは、食・農・科学を通じた持続可能な暮らし

こうした展示を見て、「わたしたちの国はどうだろう?」「これから何ができるかな?」と考えることが、未来を変える一歩になります。

 

日本ではまだ、国ぐるみの取り組みはゆっくりかもしれません。

でも、こうした世界の本気を知ることが、「もっと地球を大切にしたい」という気持ちにつながるはずです。

気候変動は「遠くの話」ではなく、今ここで起きていること。

だからこそ、「知ること」「話すこと」「動き出すこと」が、未来を守る力になります。

 

 

 

3. 子どもも理解できる!気候用語ベスト10

 

環境イメージ画像

 

ここでは、気候や地球のことがもっとわかるように、子どもも読みやすいことばで説明した「気候用語ベスト10」をご紹介します。

 

1. 地球温暖化=地球がどんどんあつくなってきていること

 → 地球の平均気温は、約150年間で1.1℃上がったといわれています(2023年時点)。
   たった1℃でも、氷がとけたり、大雨や熱波などの自然災害がふえるんです。

 

2. 二酸化炭素(CO₂)=人や車、工場から出る、地球をあたためるガス

 → 日本では、1人あたり年間約8トンのCO₂を出していると言われています。
   車を使う、電気を使う、火を使って料理する——そんな毎日のできごとから出ています。

 

3. 再生可能エネルギー=自然の力を使って、くり返しつかえるエネルギー

 → 日本の電気の中で、再生可能エネルギーは約25%(2023年度)まで増えてきました。 ちなみにドイツは約50%、デンマークは70%以
   上が自然の力(風・太陽など)でできています。

 

4. カーボンフットプリント=わたしたちが地球にのこすガスの“あしあと”

 → たとえば、コンビニのおにぎり1個で約60gのCO₂が出ていると言われます。
   作るとき、運ぶとき、包むときなど、いろんな場面で出ているんです。

 

5. 干ばつ(かんばつ)=雨がぜんぜんふらなくなって、長いあいだ土地がかわいてしまうこと

 → アフリカのある地域では、3年以上雨がほとんどふらないこともあります。
   雨がふらないと作物が育たず、水や食べ物が足りなくなります。

 

6. レジリエンス=たいへんなことがあっても、また立ちなおる力

 → 気候変動によって、大雨や台風の被害がふえています。
   日本では2023年だけで、自然災害の被害額が約5,000億円。
   そのなかで「また立ちなおる力(しくみ)」が、これからますます大事になります。

 

7. 気候正義(きこうせいぎ)=こまっている人の声を大事にする、みんなが公平になる考え

 → 世界のCO₂排出量の上位10か国が、全体の約70%を出しています。
   でも、気候変動で一番こまっているのは、ほとんど出していない貧しい国の人たち。
   その「ふこうへいさ」を考えよう、というのがこの考え方です。

 

8. オゾン層=空の上で、わるい光をふせいでくれるバリア

 → 昔、南極の上に「オゾンホール」という2,000万km²をこえる大きな穴ができました。
   これは空の高いところにある、地球を守るバリアがこわれてしまった状態。
   世界のみんなが協力して、少しずつ回復しています。

 

9. サーキュラーエコノミー=ものをすてずに、長くつかうしくみ

 → 日本の一般廃棄物のリサイクル率は約20%、産業廃棄物も含めると約50%です。 スウェーデンでは80%以上をリサイクルやエネルギー
   に変えています。モノをすてずに、何度も使う「くるくる経済」のことです。

 

10. SDGs(エスディージーズ)=世界中の人が「地球と人にやさしい未来」をつくるための目標

 → 世界中の国がいっしょに、2030年までに達成したい17の目標をきめています。
  「地球をまもる」「だれもとりのこさない」など、未来のためのやくそくです。

 

このように、むずかしく思えることばも、やさしく伝えると理解しやすくなります。

福富住宅では、家づくりをとおして、これらの考え方を大切にしています。
「人にも地球にもやさしい家」を建てることが、SDGsの一歩にもつながります。

 

 

 

4. 家庭でできる環境教育|親子で一緒に学ぶコツ

 

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地球のことを学ぶのは、学校だけじゃなく、おうちでもできます。
ここでは、親子で楽しく「環境のこと」を話せるコツを3つご紹介します。

 

① 天気のニュースをいっしょに見る

毎日のお天気は、気候変動と深く関わっています。
たとえば——

「今日は35℃をこえたって言ってたね」
「この前の大雨、いつもより多かったよね」
「昔と季節がちがって感じるのはなぜだろう?」

こんなふうに、気づいたことを会話にしてみるだけでも立派な学びになります。
テレビやスマホの天気予報をきっかけに、「なぜ?」をいっしょに考えてみましょう。

 

② 家の中のエネルギーを一緒に見直す

使っていない部屋の電気はついていませんか?
冷房の温度は下げすぎていませんか?

 

たとえば——

「今日はカーテンを閉めたら、クーラーの効きがよくなったよ!」
「ごはんを作るとき、ふたをすると火が早く通るね」
「コンセント、使わないときは抜いておこうか」

こうした「小さな気づき」が、CO₂をへらすことに直結します。
家族みんなで「エネルギーをムダにしない」工夫を話し合ってみましょう。

 

③ 自然の中で「気づく力」を育てる

お休みの日、公園や近くの森などに出かけて、季節の変化を見つけてみましょう。

 

たとえば——

「葉っぱの色が春よりこいね」
「セミの声がたくさん聞こえるけど、種類が変わってきた?」
「雨のあと、地面のようすがちがうね」

自然とふれあうことで、天気・気温・生きもの・におい・音など、五感で感じる力が育ちます。
「今の季節、今の地球」を知るきっかけになります。

福富住宅では、こうした親子の気づきや学びも大切にしています。
そして、「家そのもの」が学びになる場所でもあると考えています。

 

・夏も冬も快適な家

・ムダな電気を使わずにすむ断熱性の高い家

・窓の位置や風通しを考えた、自然と仲よくできる家

そんな家づくりを通じて、子どもたちが「暮らしと環境のつながり」を自然と学べるような未来を応援しています。

 

 

 

5. 無料配布中|『子どももわかる気候のことば辞典』について

 

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「温暖化」「カーボンニュートラル」「SDGs」——

ニュースや学校、町のポスターでもよく見かけるようになった言葉たち。
でも、子どもたちには「よく聞くけど、意味はなんとなくしかわからない…」ということが多いのではないでしょうか?

 

そんなときに役立つのが、『子どももわかる気候のことば辞典』です。

 

|全部で119語!

 → 気候変動・環境・エネルギー・社会のキーワードを、子どもも読みやすい表現でまとめました。

・すべてやさしい日本語で解説
 → 小学生でも読める言葉づかい、短くわかりやすい説明文が中心。

・家族でいっしょに学べる
 → 親子でいっしょに「これってどういう意味?」「これ、学校で聞いたよ!」と会話が生まれるきっかけに。

 

|こんなときに使えます!

・夏休みの自由研究
 → 「地球のためにできること」をテーマにするとき、用語の説明にぴったり。

・授業の補助資料として
 → 環境学習、道徳、総合の時間で、先生が黒板に書く前に見せてもOK。

・自治体や団体の環境イベントでも活用OK
 → 配布用や展示用にも使えます。無料なので、印刷して配るのも自由です。

 

▶ダウンロードはこちら

 

|福富住宅がこの辞典をつくった理由

「家づくり」と「環境のこと」は、実はとても深くつながっています。

高気密・高断熱の家をつくれば、冷暖房のエネルギーが減ってCO₂も減らせる。
自然の力(光・風)を使う間取りにすれば、電気をムダにしない。
つまり、地球にやさしい家は、くらす人にもやさしい家なのです。

福富住宅では、おうちで学ぶ・話す・考える時間を大切にしてほしいと思い、
この辞典を無料でご提供しています。

「わからないことば」「自分で話せることば」になったとき、子どもたちの行動が変わる。

そんなきっかけになれば、とてもうれしく思います。

 

 

 

6. まとめ|「わかる」と「話せる」が未来を守る力になる

 

手のイラスト画像

 

地球のこと、気候のこと、エネルギーのこと。
むずかしそうに見える言葉も、少しずつ「わかる」と——

「どうして?」「なんでそうなるの?」「それってわたしにもできる?」

という“問い”が生まれます。
そして「話せる」ようになると、子どもたちは自分のこととして考え、行動するチカラを身につけていきます。

 

|わかる→話せる→うごける

たとえば……

・「気候変動って、温度が上がるだけじゃないんだ」

・「日本の電気、まだ自然エネルギーが少ないんだ」

・「リサイクルって、スウェーデンでは8割もしてるんだって!」

 

そうやって知ったことを、お友だちや家族に伝えたり、自分で選ぶ材料や電気の使い方を工夫したり、少しずつ「行動」につなげられます。

 

|環境に配慮した家づくりの実例

当社を含め、環境に配慮した住宅では以下のような取り組みを行っています。

 

エネルギーを無駄にしない家

 → 夏も冬も快適にすごせるよう、断熱性・気密性を高めた家づくりをしています。
  エアコンを長時間つけなくても、あたたかく・すずしくすごせます。

 

家族の体にやさしい家

 → ムラのない室温で、ヒートショックや結露を防ぎ、健康的に暮らせる設計。
  空気もきれいで、子どもや高齢の家族にもやさしい環境です。

 

地球にやさしい家

 → 太陽の光や自然の風を活かした設計で、エネルギー消費をおさえるくらし方ができます。
  「ただ住むだけ」で、CO₂削減に貢献できるのです。

 

このように、福富住宅の家は、くらす人と地球の両方を守る家
「家を建てること」そのものが、環境にやさしい選択になるよう、日々取り組んでいます。

 

|子どもたちが未来を選べる社会へ

気候や地球のことは、大人が勝手に決める話ではありません。

これからの地球を生きる子どもたちが、自分で選び、自分で考えられるようにすること。
そのためには、「わかりやすい言葉」で伝えることがとても大切です。

このブログや辞典が、家庭での小さなきっかけになりますように。
そして「わかる」「話せる」ことで、未来がもっと明るくなりますように。

 

 

 

7.   もっと知りたい方へ|そらべあ と グリーンピース・ジャパンのご紹介

 

地球のイラスト画像

 

そらべあとは?

地球温暖化で困っているホッキョクグマのきょうだい「そら」と「べあ」。

子どもたちといっしょに、電気やエネルギーを大切にすることを伝える活動をしています。

幼稚園・保育園への「そらべあ発電所(太陽光)」のプレゼントも!

▶ 子どもにもやさしく、楽しく地球のことを学べる団体です。

 

グリーンピース・ジャパンとは?

海や森、気候を守るために世界中で活動している環境団体。

日本では、プラごみ問題や森林保全、気候変動について市民といっしょに考える場をつくっています。

▶ 難しい話をわかりやすく伝えてくれる団体。子どもといっしょに見てみましょう!

 

 

 

 

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