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住まいの性能 用語解説 ~気密性を表すC値~

公開日:2023/02/21(火) 更新日:2023/02/22(水) 社長ブログ

足利市の工務店、福富住宅の渡邊雄二です。

『住まいの性能 用語解説』と題して
住宅の性能につかわれる言葉についてご紹介!

家づくり計画のご参考として頂けましたら
幸いです。

住まいの性能 用語解説
【気密性を表すC値

 前回のブログで、気密は空気を密閉すること、気密性はその密閉度とご案内しました。

 住まいの性能 用語解説 ~気密と気密性~

今回は、この密閉度=気密性を表すC値について、ご案内いたいます。

C値は すき間の量

 C値は「相当隙間面積」といって、1㎡あたり何ⅽ㎡のすき間があるのかを表しています。

C値は、すき間の大きさを表しているため、

数値が小さい(C値が小さい)

隙間が少ない

密閉度が高い

気密が良い=高気密


C値を知るには、測定が必要

 また、断熱性能を表すUa値は、図面をもとに計算で求めることができますが、C値はその家その家で、実際に測定しないとわかりません。

この測定は、「気密測定」と呼ばれ、ファンのついた筒状の機械を使います。

まずは、玄関ドアや窓を閉めます。続いて、換気用の穴などをテープなどでふさぎます。

気密測定の手順


続いて、窓の近くに機械を設置し、筒状の周りもふさぎます。
これで、筒状の中以外には目に見える隙間がない状態になります。

この状態で、筒状の中についたファンを回し、室内の空気を強制的に外に出します。

気密測定のイラスト


すると、目に見えない小さなすき間から空気が引っ張られ、室内に入ってきます。

その入ってきた空気の量を測定し、面積で割り算したものが、相当隙間面積C値となります。

入ってきた空気の量では、家の大きさ・面積によって、入ってくる量がかわってしまうので、1㎡(1m×1m)の面積に換算します。


そのため、相当隙間面積C値に、面積を掛け算したものが、その家のすき間の合計面積となります。

前述した通り、気密性を表すC値は、その家で実測しないとわかりません。

つまり「気密性の良い家にする」ために工事をしないと、「気密性の良い住まい」にすることはできません。

さらに、この相当隙間面積C値は、断熱性を表すUaとセットで大切な数値です。

どうして、断熱性を表すUa値と、気密性を表すC値セットで大切なのかは、次回のブログでご紹介します。お楽しみに!

◇住まいの性能 用語解説ブログ
 ~断熱&断熱性~
 ~断熱性能を表すUa値~
 Ua値の基準 Heat20
 Ua値って、いくつがいいの?
 ~気密と気密性~


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