渡邊 雄二 自己紹介へ

足利市の注文住宅 上棟に向け建て方2日目!

公開日:2022/10/25(火) 更新日:2022/10/26(水) 社長ブログ新築

足利市で家づくりをしている工務店
パッシブデザイン設計
耐震等級3+制震、高断熱・高気密で、
省エネ性に優れた住まいをご提案!
有限会社 福富住宅 代表の渡邊雄二です。

足利市の注文住宅
【建て方作業 2日目】

 本日は、高断熱&高気密の秘訣!
『スーパーウォール工法』の断熱パネルが
搬入され、小屋部分を施行しました。

搬入されたスーパーウォール

工場で生産された硬質ウレタンフォーム
断熱材の厚みは100mm。

断熱材そのものの断熱性能を示す
熱還流率は0.024w/mK。
これは、熱の逃げる量を表す数値のため
小さい方が優れた断熱材をいえます。
ちなみに、熱の逃げにくさを示す
熱抵抗値は4.16㎡/kです。

熱伝導率って?熱抵抗って?
詳しく知りたい方は、ブログの下の方に
その関係性を書きましたので、ぜひ。


建て方作業に戻ります。

まずは、レッカーを使って、上にあげます。
手を挙げて荷受けをしているのは
一級建築士兄弟、工事担当の弟の方です。

ちなみに兄の方は、撮影担当です。

続いて、指定の場所に敷きこんで
専用ビスで固定をします。

スーパーウォール小屋パネル接合部の気密テープ張り

板状の断熱材のつなぎ目は、気密テープを
しっかりと止めていきます。隙間厳禁!

スーパーウォール小屋パネルの束部分の断熱補強

束という、屋根部分の柱の周りは
スプレー上式断熱材を使って、補強します。

スーパーウォール小屋パネルを室内側から見た写真

室内側から見ると、こんな感じです。
この後、断熱パネルと木材の隙間を塞ぎます。

建て方作業2日目も無事終了。
いよいよ3日目の明日は、上棟です。
明日はお天気も良さそうですし、
さらに張り切っていきましょう!


*ここから先は、興味のあるのみ
 お読みください。

熱伝導率:λ(ラムダ) w/mk
 熱の伝わりやすさを表す数値
 もの中外で温度差が1の時に、
 厚み1mのものが
 どれだけの熱(W)を通過させるのかを
 表している。

熱抵抗値:R(アール) ㎡k/w
 熱の伝わりにくさを表す数値
 そのものの熱伝導率と厚みから求めます。

熱伝導率と熱抵抗値の関係
 熱抵抗値R=(1÷熱伝導率λ)×厚み(m)


ブログ写真の断熱材の熱抵抗値を計算すると
4.16㎡k/wとなります。1÷0.024×0.1

同じ断熱材を使っても、厚みが変わると
熱の逃げにくさである熱抵抗値は変わります。

また、熱伝導率の大きな断熱材を使っても
厚みを熱くすれば、熱は逃げにくくなります。

例えば、グラスウール10Kという断熱材の
熱伝導率は0.05w/mkです。
先ほどと同じ熱抵抗率4.16とするためには、
<4.16㎡k/w×0.05w/mk=0.208m>となり
20.8cmの厚みが必要となります。

硬質ウレタンとグラスウール、
どっちがいいの?
時々、そんな質問を頂ことがあります。

施工性や価格、水蒸気対策など、
色々な要素はありますが、
断熱性能と考えると、

硬質ウレタンでも薄ければNGですし、
グラスウールでも厚ければOKとなります。

どんな断熱材(素材)を使うのか、ではなく
どこに、何を、どの厚みで、どんな風に
施工するのかが、大切ということです。

余談の方が長くなってしまいました。
最後までお読みいただいた方、
ありがとうございました。

 

 


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