足利市の工務店、福富住宅の大竹です。
私たちの暮らす足利市や両毛地域は、
夏から秋にかけて雷雨や台風が増える季節を迎えます。
2019年の台風19号では、
名草川や旗川が決壊・越水し、大規模な浸水被害が発生しました。
さらに、台風に伴う「強風」で、屋根や外壁、カーポート、
窓ガラスなどが壊れる被害も多く見られました。
「自分の家は大丈夫だろうか?」と、不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
台風の中でも 「強風への備え」 をテーマに、
【 目次 】
について、詳しくご紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、住宅における強風対策がわかり、
これからくる台風シーズンに備えていただけます!
ぜひ最後まで、お付き合いください。
1. どんな時に強風が起きるの?
台風や低気圧が接近すると、短時間で猛烈な風が吹き荒れることがあります。
特に、足利市のある両毛地域は、
関東平野の北部に位置し、まわりを山に囲まれた地形のため、
風が強まりやすい特徴があります。
■ 両毛地域で強風が起こりやすい条件
① 台風の接近・通過
大雨だけでなく、強風による屋根や窓の被害が多く報告されています。
② 夏の夕立や雷雨
積乱雲が発達すると、突風やダウンバーストが発生し、局地的に大きな被害をもたらすことがあります。
③ 冬のからっ風
赤城おろし・男体おろしと呼ばれる北風が吹き降ろし、体感温度を下げるだけでなく、建物や外構への影響も。
■ 足利市・両毛地域の特徴
足利市は渡良瀬川沿いに市街地が広がっており、風が川沿いに吹き抜けやすい環境です。
近隣の佐野・館林・桐生なども含めた両毛地域は、夏の暑さが厳しいだけでなく、
突風や強風被害のリスクが高いエリア と言えます。
つまり、両毛地域では 「台風」や「雷雨」だけでなく、季節風や地形の影響」でも強風が起こりやすい のです。
だからこそ、日ごろから住宅の強風対策を考えておくことが大切です。
2. 住宅における強風への備え
強風による被害は、屋根や外壁の破損といった大きなものから、
庭の鉢植えや物干し竿が飛ばされてガラスを割るといった小さなものまで、実にさまざまです。
「ちょっとしたことだから、このくらいは大丈夫」と油断していると、
大きな被害につながることも少なくありません。
まずは、日常的にできる基本的な備えを押さえておきましょう。
☑ 窓まわり
シャッターや雨戸を閉めて飛来物対策を。
雨戸がない場合は、厚手のカーテンやブラインドを閉めてガラス飛散を防止しましょう。
☑ 屋外まわり
植木鉢、物干し竿、自転車など飛ばされやすいものは室内へ避難。
カーポートや物置がある場合は、金具の固定状態を確認しましょう。
☑ 屋根・外壁
瓦や屋根材の浮き・ひび割れを事前に点検しておくと安心です。
外壁の隙間やシーリングの劣化も風雨で被害を広げる原因になるため、早めのメンテナンスをしましょう。
このような備えは、どれも特別な工事や大きな費用を必要としないものばかりです。
普段から少しずつ確認や準備を重ねておくことで、いざというときの被害を大きく減らすことができます。
強風に負けない住まいづくりは、日常の小さな心がけから始まります。
「ちょっと気になる...」「これって大丈夫なの?」
そう思ったら、ぜひ福富住宅までお気軽にご相談ください!
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3. 強風で想定される被害と対策
強風で想定される被害は、屋根や外壁といった大きな部分だけでなく、
庭の植木鉢や物干し竿など、ちょっとしたものまで引き起こします。
実際に過去の台風でも、窓ガラスの破損や飛来物による事故など、数多くの被害が報告されています。
でも、台風は突然発生するものではなく、その進路や規模はある程度予測することができます。
つまり、「事前に備える時間がある災害」 とも言えます!
強風の被害を最小限に抑えるためには、
台風が接近する前にしっかりと準備を整えておくことが何より大切です。
☑ 窓ガラスが割れる
強風で飛ばされた植木鉢や看板が窓に直撃し、ガラスが割れるケースがあります。
→ 対策:雨戸やシャッターを閉める。雨戸がない場合は厚手のカーテンを閉めてガラス飛散を防止する。
☑ 庭やベランダの物が飛ばされる
物干し竿や自転車が飛んで隣家や車を傷つけることも。
→ 対策:ベランダや庭の飛ばされやすいものは早めに室内へ片付ける。
☑ 屋根材や外壁の破損
瓦や屋根材が強風でめくれ上がり、雨漏りの原因になることがあります。
→ 対策:台風シーズン前に、屋根や外壁の点検・補修を済ませておく。劣化したシーリングも要注意。
☑ 停電やライフラインの寸断
強風で電線や設備が損傷すると、停電や断水が発生することも。
→ 対策:懐中電灯やモバイルバッテリーを準備。冷凍庫に保冷剤を入れておくのも有効です。
台風が迫ってからでは、安全に作業できる時間は限られてしまいます。
だからこそ、「まだ大丈夫」ではなく「早めに準備」 が大切です。
ひとつひとつの備えが積み重なり、強風への安心につながりますよ。
4. 台風発生後に注意すべきこと
台風が接近・上陸すると、強風による被害が一気に増えます。
「外の様子を見てこよう」「庭を片付けなくては」と思うかもしれませんが、
強風の中での外出はとても危険です。
まずは 自分と家族の身を守ること を最優先にしましょう。
【 注意点 】
☑ 強風の中では屋外に出ないようにしましょう(飛来物が非常に危険です)
☑ 川や用水路だけでなく、看板・電柱・大木などの転倒リスクにも近づかない
☑ 家の被害確認は必ず風が収まってから
台風発生後は、片付けや確認を急ぐ気持ちが出てしまいますが、
強風の中での行動は大きな事故につながりかねません。
冷静に情報を確認し、安全が確保されてから動くことが、
何よりも大切な “ 備え ” です。
5. 「スーパーウォール工法」は強風にも強い!
福富住宅では、強風や突風に対して高い耐久性を持つ
『スーパーウォール工法(SW工法)』 を標準採用しています。
ここからはその特徴を、詳しくご紹介します。
① モノコック構造で“箱の強さ”を発揮
スーパーウォール工法は、壁・床・天井が一体化した箱形を構成するモノコック構造。
航空機や自動車ボディの技術から発達した構造で、大きな外力にも変形しにくい特徴を持ちます。
住宅においては、地震や台風などの外力が接合部などに集中しにくく、
建物全体に分散するため、ひずみやくるいに強さを発揮します。
② 高耐力パネルが風圧に強い
スーパーウォール工法で使われるパネルは、とても強い壁 です。
高性能スーパーウォールパネルは、丈夫な構造用ボードと断熱材を一体化させることで、
通常の壁よりもはるかに高い「壁倍率4.3倍」という強度を実現しています。
さらに、壁倍率2.5倍のパネルと組み合わせて家全体にバランスよく配置することで、
台風特有の突風や乱気流による「ねじれ」を防ぎます。
結果として、建物全体の安定性が高まり、倒壊リスクを大幅に減らすことができます!
③ 高気密施工で“屋根の吹き上げ”を防止
すき間の多い家は、風が侵入して屋根を内側から押し上げる「吹き上げ被害」が起きやすいのが特徴。
SW工法の家は、C値0.2以下!
一般的な住宅と比較すると、
総すき間面積は1/10以下という高気密性能を実現しているため、
風の侵入を防ぎ、屋根の吹き飛びリスクを抑えます。
福富住宅では、標準仕様でC値0.4以下をお約束しています!
【 SW工法の災害レポート 】
■ 2006年 北海道佐呂間町竜巻
建物の上を、巨大竜巻が通過。
周囲の住宅は倒壊する中、スーパーウォール工法で建てた住宅の構造躯体は無事でした。
・屋根の板金と野地、たるきが飛散
・サッシのガラス破損(南面は割れたが、他は一部のみ)
・外壁の損傷(飛来物の衝突による)
オーナー様の声
竜巻の翌日には電気も復旧し、そのまま生活が続けられました。周囲の建物が倒壊する中、この程度の被害で済んでよかったです。
※出典:LIXIL|SW工法公式サイト
“強風に負けない住まい”で安心を!
※福富住宅施工事例
足利市を含む両毛地域は、
台風や夕立による突風、冬のからっ風など、強風のリスクと常に隣り合わせの地域 です。
屋根や窓の破損、飛来物による事故など、強風被害は暮らしに直結する大きな不安要素。
だからこそ、この地域での家づくりには「強風に備える視点」が欠かせません。
福富住宅が採用する スーパーウォール工法 は、
モノコック構造・高耐力パネル・高気密施工により、強風にも揺るがない安心の住まいを実現します。
また当社では新築だけではなく、リフォームでも、住まいの強さを高めるご提案を行っております。
「両毛地域だからこそ必要な強風対策」
―― その答えは、家づくりそのものにあります。
新築もリフォームも、ぜひ私たちにご相談ください。
モデルハウスで“強風に強い家”の安心感を、
ぜひ体感してみてください♪
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このスタッフブログでは、お家の災害対策について今後も情報発信を続けていきます。
災害に強い住まいづくりをされたい方は、ぜひ引き続きチェックしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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