大竹 自己紹介へ

建替え or リフォーム、どう選ぶ? 50代・60代が後悔しないための判断基準

公開日:2025/06/17(火) 更新日:2025/06/17(火) 建替え・リフォーム・リノベーション

建替えorリフォーム、どう選ぶ?

足利市の工務店、福富住宅の大竹です。

私たちは「住む人の命と健康を守る家づくり」

を大切に、地元・足利市周辺で多くのお客様の

家づくりをお手伝いしてきました。

今日は、50代・60代のお客様からよくご相談

いただく、

「建替えか、リフォームか…どちらが自分たちに合っているのか?」

というテーマについて、

わかりやすくご紹介したいと思います。



( 目 次 )

1. こんなお悩みありませんか?

2. 建替えとリフォーム
メリット&デメリット

・建替えのメリット

・建替えのデメリット

・リフォームのメリット

・リフォームのデメリット

3. 建替えorリフォーム
判断のポイントは?

4. 実例紹介

5. 福富住宅なら建替えもリフォームも
どちらもご相談いただけます

6. 家づくり相談会のご案内


1. こんなお悩みありませんか?

50代60代の自宅に対するお悩み

 

日々、色々なご相談をいただく中で、

「今の住まいで、この先も大丈夫か心配なんです」

という、50代・60代の方からのご相談を多く

いただくようになりました。

50代・60代は子育てがひと段落し、仕事も

定年を迎えるなど、これからの暮らしをより快

適で安心なものにしたい という気持ちが高ま

年齢です。しかし、住まいを見直したい気持

はあっても、

「具体的にどう動けばいいのかわからない…」

そんな声を耳にすることも少なくありません。

たとえば、こんなお悩みはありませんか?

【 50代・60代によくあるお悩み 】

悩み

  • 両親から受け継いだ長年住み慣れた家だけど、冬はとにかく寒いくてつらい…

  • 階段の上り下りが、年々しんどくなってきた…

  • 今の暮らしを何とかしたいけど、何から始めたらいいのかわからない

  • 建替えとリフォーム、どちらが自分たちに合っているのか判断できない

  • 将来の生活を考えると、費用が心配で、なかなか決断ができない…

  • 工務店や建築会社って、いったいどう選べばいいの?

「まだ住めるけど、いつまで住めるの...?」

そんなモヤモヤを抱えたまま、時間だけが過ぎ

ていくのはもったいないことです。

だからこそ、

今の住まいと向き合う "きっかけ"として、

この記事をお読みいただけたら嬉しいです。

 

2. 建替えとリフォーム
 メリット&デメリット

建替えのメリットとデメリット

2-1. 建替えのメリット

メリット①
全てを新しく設計できる

建替えの大きな魅力のひとつは、

間取りや設備、性能、デザインまで

" すべてをゼロから自由に設計できる "

ことです。

「寒い」「動線が悪い」「収納が足りない」とい

った長年の不満を一掃し、今のライフスタイル

や将来を見据えた住まいを一から組み立てるこ

とができます。

たとえば

 :

  • 1階だけで生活が完結するようにして、将来の負担を軽くしたい
  • 家事動線を短くして、毎日の暮らしをもっと快適にしたい
  • 収納の場所や量を見直して、片づけやすい家にしたい

そんなご希望も、建替えなら柔軟に反映するこ

とができます。

単なる「修繕」ではなく、「暮らしを再設計す

ることができる」というのが、建替えの最大の

強みです。

 

メリット②
耐震・断熱など、最新基準で
安全性をアップできる

建替えでは、現行の建築基準法に基づいた

構造や性能で家を造り直すことができるので、

住まいの安全性や快適性が大きく向上します。

特に注目すべきは、

耐震性」と「断熱性」改善です。

今のお住まいが築30年以上経っている場合、

当時の耐震基準では大きな地震に耐えられない

可能性があります。

ですが建替えなら、最高等級である「耐震等級

3」の設計も可能です。

 

また、断熱性能も現代の基準では大きく進化し

ています。気密性や断熱材の性能が高まってい

るため、冬は暖かく・夏は涼しい室内環境を維

持しやすくなり、光熱費も抑えられる

というメリットがあります。

" 安心して長く住める家 " を求める方に

とって、建替えはその理想を実現できる選択肢

す。

 

メリット③
長期的なメンテナンスコストが減らせる

福富住宅の建替え施工事例(玄関)

建替えによって、すべての構造や設備を新しく

ることで、将来的なメンテナンスコストを抑

られるのも大きなメリットです。

築年数が経過した住宅では、水回りや外壁、屋

根、給排水管、電気配線など、あらゆる部分に

経年劣化が生じているため、これから先も修繕

や交換が必要になることが増えていきます。

建替えならこれらを一新できるため、

「あちこち修理をするたびに、
 費用がかさんでしまった...」

という心配が減り、10年後・20年後も安心し

て暮らせる住まいにすることができます。

また、耐久性の高い外装材やメンテナンス性の

高い住宅設備を選ぶことで、将来の負担を見

すえた「コストのかからない家づくり」も実現

可能です。

 

2-2. 建替えのデメリット

福富住宅の建替え施工事例(キッチンからLDK)

デメリット①
費用が高くなる

建替えの際に、もっとも多くの方が気にされる

が、費用の負担」です。

リフォームと比べて、建替えは建物をすべて解

体し、新たに基礎工事・建築を行うため、

どうしてもコストが高くなるという側面があり

ます。

加えて、建替えの際には仮住まいの費用や引っ

越し費用、解体工事費、地盤調査・地盤改良な

ど、建築工事以外にも付帯費用が発生します。

もちろん、家の規模や性能・仕様によって費用

は変動しますが、「新築並みの設備・性能を備

えたリフォーム」と比べても、トータルコス

は建替えの方が高くなります。

だからこそ、「将来どのくらい住むか」「今後の

ライフスタイルにどれだけ影響するか」など、

費用対効果をしっかりと見極めて検討すること

が大切です。

 

デメリット②
工期が長く、仮住まいが必要

建替えをする場合、既存の建物の解体から新し

い住まいの完成までに、ある程度まとまった時

間がかかるという点も注意が必要です。

工事の流れとしては、

解体 → 基礎工事 → 上棟 → 内外装仕上げ

と進むため、一般的には6〜10か以上の工期

が必要になります。(規模や天候によってはそ

れ以上かかる場合もあります)

その間、今の家に住み続けることはできないた

め、" 仮住まい " を用意していただく必要が

あります。

アパートやウィークリーマンションなどを借り

る場合、家賃・引越し費用・一時的な生活費の

増加など、工事以外にも費用と手間がかかる

とを踏まえておくことが大切です。

「家をまるごと新しくできる」一方で、その間

の生活の段取りも計画的に考えておく必要があ

ります。

 

デメリット③
法規制により
現状より狭くなることも

福富住宅の建替え施工事例(外観南側)

建替えを検討する際に見落とされがちなのが、

現在の建物が建てられた当時と今とで、法規制

が変わっている可能性があるという点です。

たとえば、都市計画区域内にある場合、

建ぺい率や容積率、道路との関係、接道義務

ど、築基準法や自治体の条例により建築で

る範囲が制限されているケースがあります。

その結果、

「以前と同じ広さの家が建てられない」

「2階が建てられない」

「建てる位置をずらさないといけない」

といった事態が起こることもありえます。

特に築年数が古い住宅は、

現在では『再建築不可』や『制限付き再建築』

とされるエリアにある可能性もあるため、事前

に法的な確認が欠かせません。

建替えを進める前に、一級建築士や専門の建築

会社に敷地条件を調査してもらうことが大切で

す。

 

2-3. リフォームのメリット

 

メリット①
費用を抑えやすい

リフォームの最大のメリットは、建物をすべて

解体する必要がないため、

" 建替えに比べて費用を抑えやすい "

という点です。

例えば、

「キッチンやお風呂を新しくしたい」

「冬の寒さを軽減したい」

「1階だけで生活できるようにしたい」

といった部分的な改善であれば、

必要な範囲だけ工事できるため、予算に合わせ

た柔軟な対応が可能です。

また、外壁や屋根、断熱、耐震補強なども、

物の状態に応じて優先順位をつけながら段階

に進めることもできるため、

ライフプランにわせた資金計画が立てやすい

という利点があります。

「大きな費用はかけられないけど、
   今の暮らしを少しでも快適にしたい」

そんなご希望にぴったりの選択肢です。

 

メリット②
思い出を残しながら
快適性をプラスできる

長年暮らしてきた住まいには、家族の思い出が

たくさん詰まっています。

「子どもが育った家」「両親が建ててくれた家」

そんな大切な場所を、全部壊してしまうのは

心苦しい…

という方も多いのではないでしょうか。

リフォームであれば、構造や間取りを活かしな

がら、必要な部分だけを改善することができる

め、

思い出の詰まった空間を残しながら、

今の暮らしに合った " 快適性 " をプラスするこ

とが可能です。

たとえば、

  • 元の和室を活かしつつ、断熱性を向上させた、和モダンスタイルにリフォームする

  • 天井の梁を見せるデザインで、趣ある空間づくりをする

  • 建具や柱を残し、当時の雰囲気を継承する

といったように、過去と現在をつなぐ住まいの

リデザインができるのも、リフォームならでは

の魅力です。

 

メリット③
仮住まいをせずに
工事できるケースもある

リフォームのもう一つの大きな利点は、

住みながら工事を進められるケースがある

という点です。

特に、部分的なリフォーム(例:キッチンや浴

室の入れ替え、1階のみの間取り変更、外壁や

屋根の補修など)の場合は、生活スペースと工

事スペースを分けながら工事を進めることがで

きるため、仮住まいへの引っ越しが不要

になることもあります。

これは、

  • 引越し費用がかからない

  • 新しい環境に一時的に慣れる必要がない

  • ご高齢の方のストレスや身体的負担を軽減できる

といった経済的・精神的な負担の軽減にもつな

がります。

ただし、工事の内容や家の状態によっては仮住

まいが必要なケースもありますので、事前に施

工業者とよく相談しておくことが大切です。

 

2-4. リフォームのデメリット

 

デメリット①
構造上できることに制限がある

リフォームは、今ある建物を活かして工事を行

うため、構造的な制約が出てくる場合がありま

す。

たとえば、

  • 耐震上、重要な壁を取り除けない

  • 天井の高さを大きく変えられない

  • 配管や柱の位置によって間取り変更が制限される

など、「本当はもっとこうしたいのに…」とい

う理想があっても、既存の構造がネックになっ

て思うように変更できないケースがでてきてし

まいます

また、築年数が古い住宅の場合、

  • 設計図が残っていない
  • 内部の構造が図面と違う

といったこともあり、

着工してから初めて制限や不具合に気づくこと

も少なくありません。

そのため、リフォームでは事前調査と現場確認

がとても重要になります。

 

デメリット②
築年数や過去の施工状況によって、見えない部分に不具合が出る可能性がる

築年数の経った住宅のリフォーム工事では、

図面上ではわからない、解体してから初め

て分かる " 見えない問題 " が潜んでいるこ

があります。

たとえば、

  • 壁の中にシロアリ被害が見つかった

  • 土台や柱に腐食があった

  • 過去のリフォーム工事の施工不良が発覚した

など、築年数の長い住宅ほど、想定外の修繕が

必要になる可能性があります。

その分、追加費用がかかることもあるため、

らかじめ余裕を持った資金計画が必要になり

す。

また、図面通りに施工されていなかったり、

昔の工法が今の基準に合っていなかったりする

こともあり、計画通りに工事が進まないケース

もあります。

リフォームは柔軟な選択肢である一方で、

「現状を正しく把握すること」から始める必要

があるという点を忘れないようにしましょう。

 

デメリット③
部分的な工事では、根本的に解決できないこともある

リフォームは、必要な部分だけを工事できると

いう点が魅力ですが、“部分的”であるがゆえ

に、住まい全体の問題を根本から解決できない

ケースもあります。

たとえば、

  • リビングの断熱だけを強化しても、廊下や脱衣所は寒いままになってしまう

  • 水回りだけ最新設備にしても、動線の悪さは解消されない

  • 耐震補強を一部だけ行っても、建物全体のバランスが取れない

といったように、

" 一部を良くしても全体の快適性や安全

  性には限界がある " こともあります。

また、リフォームを繰り返すことで費用が積み

重なり、結果的に「最初から建替えていた方が

良かった」となる場合もあります。

住まい全体に関わる問題を抱えている場合は、

部分的なリフォームでは対応しきれないことが

あるという点を理解しておくことが大切です。

 

3.  建替えorリフォーム
  判断のポイントは?


建替えかリフォームかを考えるとき、

まず大切なのは

「自分たちにとって、
   どちらがより良い選択なのか」

見極めることです。

そこで判断のヒントとなる、いくつかのポイン

トをご紹介します。

 

【 判断ポイント 】

①築年数

②劣化状態

③間取りの自由度

④性能面

⑤将来の暮らし

 

【 建替えが向いている場合 】

①築年数
 → 30年以上経過している

②劣化状態
 → シロアリ・腐食・構造不良あり

③間取りの自由度
 → 根本的に間取りを変えたい

④性能面
 → 断熱・耐震を抜本的に高めたい

⑤将来の暮らし
 → 平屋にしたい・介護対応を考えたい

 

【 リフォームが向いている場合 】

①築年数
 → 20年以内で構造がしっかりしている

②劣化状態
 → シロアリ・腐食・構造不良がなく、
   部分的な修繕で済む

③間取りの自由度
 → 水まわりや動線のみ改善したい

④性能面
 → コストを抑えて性能アップしたい

⑤将来の暮らし
 → 現在の間取りにある程度満足している

 

どちらを選ぶかは、「今の家の状態」と「これ

からどう暮らしたいか」によって、本当に人そ

れぞれです。

つまり、「絶対にこっちが正解!」という決ま

った答えがあるわけではありません。

だからこそ、住宅の構造や法規制、将来の暮ら

し方まで含めて、専門的な視点で判断する

ことが大切です。

福富住宅には、一級建築士が2名在籍してお

り、お客様一人ひとりの状況に寄り添いながら

最適なご提案をしています。

「建替えとリフォーム、どちらがいいのかよく

わからない…」という段階でも、まずは気軽に

ご相談いただければと思います。

 

4.  実例紹介
  リフォームと建替え、
  それぞれの選択

A様ご夫婦(築46年→リフォーム)

とにかく暖かい!
布団や靴下の枚数が減り、家の中での服装が変わりました。
新築した46年前は断熱材のない家が普通。
でも今回断熱リフォームをして、
期待以上の暖かさに満足しています。

>> お客様の声

>> リフォーム工事の様子を写真付きで紹介
   現場レポート

 

B様ご夫婦(築30年→建替え)

冬の寒さと耐震の不安をきっかけに建替えを決断。段差のないバリアフリー設計と、最高ランクの耐震性、高断熱高気密設計で、「家の中で寒さや暑さを感じなくなった。これで大きな地震がきても安心」と大満足。

>> 建替え工事の様子を写真付きで紹介
   現場レポート

>> 完成した住宅の写真

 

5. 福富住宅なら
「建替え」「リフォーム」どちらもご相談いただけます


「建替えがいいのか、リフォームで十分なのか…」

この問いに、ひとつの正解はありません。

だからこそ福富住宅では、

" 一級建築士が直接ご相談に対応し、
 お客様一人
ひとりにとって最適な選択肢を
 中立な立場でご
提案しています "

無理にどちらかに誘導するのではなく、

「本当にその方にとって必要な住まいのカタチは何か?」

を一緒に考えます。

さらに私たちは、高性能住宅を専門に手がけて

きた地域密着型の工務店です。

断熱・気密・耐震といった基本性能はもちろ

ん、暮らしやすさや家事動線、将来を見据えた

設計まで、設計・施工の両面で高いレベルの住

まいづくりを実現しています。

  • リフォームであっても、性能向上や間取り改善にしっかりとこだわる。
  • 建替えであれば、福富住宅ならではの高性能な住まいをご提案する。

それが、私たちのスタイルです。

 

6. まずはじっくり、
お話してみませんか?


建替えかリフォームか ——

どちらが正解かは、ご家族の暮らし方やお住ま

いの状態によって、本当にさまざまです。

だからこそ福富住宅では、じっくり話せる個別

相談会を定期的に開催しています。

「まずは聞くだけ」

「まだ具体的には決まっていない」

そんな段階でも大歓迎です。

ご参加いただいた方には、一級建築士が直接お

話を伺い、暮らし方・予算・性能すべてを踏ま

えたうえでアドバイスいたします。

もちろん、しつこい営業は一切ありません。

「今の住まいで、この先も安心して暮らしていけるの」

「建替えかリフォーム、どちらが自分に合っているのか」

その答えを、一緒に見つけていきましょう!

▼ご予約・詳細はこちら

\ 50代・60代のための家づくり相談会 /

>> イベントページへ

 

一緒に読まれている記事

◆「このままの家でいいの?」と感じたあなたへ 〜40代・50代が抱える住まいの不満と、その解決方法〜 >こちら

 

 

福富住宅イベント情報

福富住宅のInstagramバナー1976

福富住宅のInstagramバナーworks

お問合せはこちらから

福富住宅の電話番号

― Thank you for watching ―

1ページ (全42ページ中)