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夏の吹き抜け、暑い?涼しい?|快適にするための設計ポイントをご紹介します!

公開日:2025/08/21(木) 更新日:2025/08/21(木) スタッフブログ家の性能

福富住宅吹き抜けのある家画像


足利市の工務店、福富住宅の大竹です。

新築をお考えの方に人気の、吹き抜けのある家。

その解放感や、たっぷりと自然光が取りこめるという魅力から、

憧れているという方は多いです。

でも、

憧れと同時に、いくつかの心配も抱えられているようです。

 :

【 Question 】

悩む女性のイラスト

・「吹き抜けがあると、夏暑いって聞いたけど本当なの?」

・「広い空間だから、エアコンの効きがわるくなりそう?」

・「電気代がすごく高くなったらどうしよう...」

 

そこで今回は、

TOPICSイラスト

TOPICS|

● 吹き抜けのある家は、夏でも快適に過ごせるのか

吹き抜けのある家で、暑さを防ぐための設計ポイント

などについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

 

この記事を読めば、

吹き抜けのある家でも、夏を涼しく快適に、電気代を気にせずに過ごす方法がわかります。

みなさんの不安を解消できる内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください!


|目 次

 1. 吹き抜けはなぜ暑くなりやすいの?

 2. 吹き抜けのある家を、快適にするための設計ポイント

 3. 住み方でも快適さは変わります

 4. 福富住宅の吹き抜け設計はココが違う!

 5. よくあるご質問


1. 吹き抜けはなぜ暑くなりやすいの?

なぜ?女性のイラスト

「吹き抜けがあると、家が暑くなる...」そんな話を、みなさんも一度は耳にしたことがあると思います。

実はこれ、ホントの話です。

吹き抜けは天井が高いため、

暖かい空気が上にたまり、冷たい空気は下にとどまるという空気の対流が生まれやすい空間となっています。

そんな空間では、

夏になると次のようなことが起こり、特に暑さを感じやすい状況になってしまいます。

 

■ 夏の吹き抜けで起きること

夏の吹き抜けで起きている現象イラスト

①直射日光が入ると熱がこもる

吹き抜けには、大きな窓が設置されることが多いです。
その大きな窓からは、外の熱い空気や太陽の日差しが、室内へと大量に入り込んでしまいます。
伝わった熱は、壁や床などに蓄積されて、吹き抜け部分の温度はどんどん上昇していくのです。

 

②冷房の冷気が下にたまり、上部が熱気で暑くなる

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる性質があります。
その性質上、2階や吹き抜けなど、家の上部には、冷房の冷気が行き届かず、熱気がこもりやすくなってしまいます。

 

③屋根からの熱の影響を受けやすい

屋根に近い吹き抜け上部は、太陽で熱くなった屋根からの熱がジワジワと伝わってきやすく、室内の温度を上げる原因になってしまいます。

 

④空調が効きにくい

吹き抜けのある空間は、通常の部屋よりも大きな空間となるため、冷やす(または暖める)空気の量が増えることになります。
そのため、エアコンの効きが悪いと感じやすくなっています。

 

⑤熱が逃げにくい構造になっている場合もある

「窓の配置」や「風の通り道」がうまくプランニングされていないと、外から入った熱をうまく逃がすことができず、室内が暑くなってしまうことがあります。

 

■ でも、大丈夫!

問題が解決したイラスト

暑くなる原因をきちんと理解して、【 熱を入れない&こもらせない工夫 】をすれば、

夏でも快適な吹き抜けのある家にすることができます。

 

さっそく次のパートでは、

吹き抜けのある家で快適に過ごすための、【 具体的な設計のポイント 】をご紹介します。

家のプランニングをはじめる前に、ぜひチェックしてくださいね!


2. 吹き抜けのある家を、快適にするための設計ポイント

福富住宅の施工事例、吹き抜けの写真

ポイント①:夏でも涼しい吹き抜けには「断熱」と「気密」が必須!

吹き抜けのある家を快適にするには、まず  家そのものの性能 ” が重要です。

特にカギとなるのが『断熱(だんねつ)』と『気密(きみつ)』です。

断熱と気密のイラスト

● 断熱 ・・・ 外からの暑い空気や熱が家の中に入りにくく、冷房で冷えた空気も逃がさないようにすること

● 気密 ・・・ 家のすき間を少なくして、外の熱い空気が入り込まず、室内の涼しさも保つこと


この2つがしっかりしていれば、冷房の効きが良くなり、家全体が涼しく保たれます。

また、エアコンをガンガンかけなくても快適に過ごせるので、電気代も抑えられます。

 

具体的には、次のような工夫が必要です。

下を指さす男性のイラスト

① 屋根や壁に高性能断熱材を入れて、外からの熱をしっかりさえぎる

SW工法の断熱材パネルの画像

 

② 窓はLow-E複層ガラスやトリプルガラスにして、熱の出入りを最小限にする

Low-e複合ガラス画像

 

③ 家の気密性能を高めて、家全体のすき間をなくし、涼しい空気を逃がさないようにする

家のすき間のイラスト

 

このように、

【 熱を入れない&冷気を逃がさない 】工夫が、吹き抜けを夏でも快適にするポイントです!

 

ポイント②:太陽の熱をコントロールして涼しさを保つ「パッシブデザイン設計」

吹き抜けは大きな窓から光を取り込みやすい反面、夏は太陽の熱も入りやすくなります。

そこで重要なのが「パッシブデザイン設計」です。

パッシブデザイン設計のイラスト

● パッシブデザイン設計 … 自然の力(太陽や風)をうまく利用して、エアコンなどに頼りすぎず快適に過ごせるように工夫する設計のことです

夏は特に、「太陽の熱を室内に入れすぎない工夫」がポイントになります。

 

具体的には、

下を指さす男性のイラスト

① 深い軒(のき)で夏の日差しをカットしながら、光だけを室内へ取り入れる

深い軒で日陰ができている家の写真

※福富住宅施工事例

 

② 外付けブラインドやアウターシェードで、窓の外で熱をさえぎり、室内の温度が上がるのを防ぐ

特にアウターシェードは、窓の外で日射をさえぎるので、部屋に熱が入る前に防ぐことができ、室内のカーテンよりも効果的。

アウターシェードのありなし比較画像

※福富住宅施工事例/リクシルスタイルシェード

 

③ 庇(ひさし)や袖壁を設計して、西日など強い日差しを効果的にカットする

袖壁で西日をブロックしている家の画像

※福富住宅施工事例

 

【 太陽の光は取り入れつつ、熱は入れない 】

この工夫が、夏の吹き抜けを快適に保つカギです!

 

\ 福富イチ押しアウターシェード /

リクシルのスタイルシェード写真

▶ LIXILスタイルシェード公式サイト

 

ポイント3:空気を上手に動かして、家全体を涼しくする

吹き抜けは天井が高いため、冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまりやすいという性質があります。

そのためそのままでは、下の階は涼しくても上は暑い…という状態になりがちです。

そこで大切なのが、空気の流れを計画的につくること!

空気の流れをつくるイラスト

● 空気の流れをつくる … 家の中の暑い空気をたまりっぱなしにせず、効率よく循環させること。

こうすることで、温度差が少なくなり、どこにいても快適に過ごせます。

 

具体的な工夫としては、

下を指さす男性のイラスト

① シーリングファンをつけて空気をかき混ぜ、上下の温度差をなくす

シーリングファンは、夏モード(下向きの風)に設定すると、冷たい空気を下へ送り、効率よく部屋全体を冷やすことができます。

福富住宅では、【 吹き抜け+シーリングファン 】をセットでご提案しています。

吹き抜けのシーリングファンの画像

※福富住宅施工事例

 

② 高窓(たかまど)や換気窓を設け、上にたまった暑い空気を外へ逃がす

吹き抜け上部に高窓のある画像

※福富住宅施工事例

 

③ 熱交換型換気システムを導入し、快適な温度を保ちながら空気を入れ替える

全熱交換型換気システムの画像

※福富住宅施工事例

▶ 熱交換型換気システムの詳細はこちら

 

■ 吹き抜けでも快適に暮らすための3つの設計ポイント

吹き抜けのある家でも、設計と住宅性能の工夫しだいで、夏も快適に過ごすことができます。

ご紹介した3つのポイントを振り返ると──

① 断熱と気密で、熱を入れず冷気を逃がさない
→ 屋根や壁、窓の性能を高め、冷房効率アップ&電気代ダウン

② パッシブ設計で、太陽の熱を室内に入れない工夫を
→ 軒やシェードなどで夏の日差しをしっかりカット

③ 空気の流れを整えて、上下の温度差をなくす
→ シーリングファンや高窓、熱交換型換気システムを活用

 

福富住宅スタッフ写真

どれも特別なことではなく、家を建てるときにしっかり計画しておけば実現できることばかりです。

「吹き抜けがある家=暑い」はもう昔の話。

福富住宅なら、明るくて気持ちのいい吹き抜けを“快適に楽しむ”ことができますよ!

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3. 住み方でも快適さは変わります!

家の住み方マニュアルイラスト

どんなに住宅の性能が高く、設計が工夫されていても、「住み方」が間違っていると、その良さを十分に発揮できません。

吹き抜けのある家を夏でも快適に保つには、ちょっとした日々の工夫が大切です。

たとえば ──

①エアコンはこまめにオンオフしないのが正解!

エアコンのイラスト

「もったいないから」「こまめに切った方が節電になりそう」と、ついエアコンを頻繁にオン・オフしていませんか?
でも実は、エアコンはスイッチを入れた直後が一番電力を使うんです。
弱めの運転で連続運転したほうが、室温も安定して結果的に省エネになります。

 

②日中はカーテンやアウターシェードで日差しをブロック

窓の外で日差しをさえぎる家の工夫イラスト

晴れた日の直射日光は、想像以上に室温を上げます。
外からの熱の侵入を防ぐには、窓の外側で日差しをさえぎるのが効果的。
「アウターシェード」や「すだれ」、「カーテン」などを上手に使った、【 熱を入れない工夫 】が快適さにつながります。

 

③シーリングファンを夏モード(下向き)で使う

シーリングファンの下でくつろぐ写真

吹き抜けの上部にたまった暖かい空気をそのままにしておくと、下の階との温度差が生まれてしまいます。
そんなときはシーリングファンを「夏モード(風が下向き)」に設定。
冷房の効率も上がり、室内の温度が均一になって快適になりますよ。

 

福富住宅スタッフ写真

こうしたちょっとした「使い方のコツ」を知っているかどうかで、体感温度や光熱費に大きな差が出ます。

正しい住み方は、家の性能を最大限に引き出してくれる、もうひとつの “ 設計 ” です。

 


4. 福富住宅の吹き抜け設計はここが違う!

福富住宅の吹き抜けのある家写真

「吹き抜けはおしゃれだけど、夏は暑そう…」

そんな不安を持つお客様の声に、私たち福富住宅はしっかりとお応えします。

 

福富住宅では、見た目のデザイン性だけでなく、“ 本当に快適に暮らせる吹き抜け空間の実現 ” にこだわっています。

具体的には、次のようなポイントをトータルでご提案しています。

 

①ZEH基準を超える高断熱・高気密の住宅性能

SW工法の断熱材パネルの画像

→ 壁・屋根・窓などの断熱性能を高め、外からの熱をしっかり遮断。
  気密性にもこだわり、冷房した空気を逃さず、エアコン効率もアップ。
 【 標準仕様:UA値0.34以下、C値0.4以下 】

 

②パッシブデザインによる日射コントロール

パッシブデザイン設計のイラスト

→ 建物の向きや窓の配置、軒や庇の長さまで計算し、夏の直射日光はしっかり遮り、冬の陽射しは取り込む設計を行っています。

 

③空調計画と住まい方のアドバイスもセットで

→ シーリングファンの設置位置や風の流れを考慮したプランニングに加え、
 「どう使えば快適になるか」という住み方の工夫もアドバイスいたします。

 

福富住宅スタッフ写真

こうした設計を実際に体感していただけるのが、

『 足利市のモデルハウス ―TRETTIO GRAD ― 』です。

福富住宅のモデルハウスリビング写真

夏の暑い日でも、玄関を開けた瞬間に「涼しい!」「ほんとにエアコン1台なの?」と驚かれるお客様も少なくありません。

【 吹き抜け=暑い 】、という常識を覆す住まいを、ぜひご自身の体で体感してみてください!

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5. よくあるご質問

Q&Aイラスト

吹き抜けのある家に憧れる一方で、「実際どうなの?」「うちにもできるの?」といった不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこでこのパートでは、よくいただくご質問にQ&A形式でお答えします。

 

Q1. どんな家にも吹き抜けはつくれますか?

多くの場合、吹き抜けの設計は可能ですが、土地の広さ・建物の構造・耐震性とのバランスが重要です。
特に木造住宅では構造計算をしっかり行い、安全性を確保したうえで設計します。
当社では敷地条件やご希望をふまえて、無理のない形での吹き抜け提案をしていますので、まずはご相談ください。

 

Q2. 吹き抜けをつくると、建築費は高くなりますか?

吹き抜け部分は床がないため床面積は減りますが、構造補強や断熱・窓まわりのコストが加わる分、若干の増加はあります。
ただし、吹き抜けによって空間が広がり、採光・通風も良くなるため、同じ延床面積でも「広く感じられる間取り」が実現できます。
コスト以上の価値を感じていただけることが多いです。

 

Q3. 吹き抜けがあると、やっぱり音が響きますか?

吹き抜けは1階と2階がつながっているため、声やテレビの音などが上下階に届きやすいのは事実です。
ただし、配置計画や壁・床の仕様で音の伝わり方を軽減することも可能です。
たとえば、寝室と吹き抜けを離す、遮音性のある建材を使うなどの工夫が有効です。

 

Q4. 将来、吹き抜けをふさいで部屋にできますか?

構造上の制限はありますが、あらかじめ将来を見据えた設計にしておけば可能です。
吹き抜け部分に床を追加し、子ども部屋や収納にするケースもあります。
ライフステージの変化に合わせた“可変性のある設計”もご提案しています。

 

Q5. 吹き抜けって冬は寒くないですか?

昔の家ではその通りでしたが、現在の高性能住宅では問題ありません。
断熱・気密・空調計画をきちんと行えば、冬も上下の温度差が少なく、足元まであたたかく保つことができます。
当社では実際の温度データをもとにご説明していますので、ご安心ください。

 

\ お気軽にご相談ください /

福富住宅スタッフ写真

吹き抜けのある家は、「不安」を「楽しみ」に変える工夫がたくさんあります。

「数字ではなく、実際の快適さを体験したい」

そんな方は、まず足利市のモデルハウスで、実際の快適さを体感してみてください。

夏でも涼しい吹き抜け空間を、ご体感いただけます!

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数字 + 設計 + 住まい方 で、夏も快適な吹き抜けを!

福富住宅施工の吹き抜けのある家画像


「吹き抜けがあると、夏暑い」
と言われがちですが、

実はその原因の多くは、“ 性能不足 ” や “ 設計の工夫不足 ” によるものです。

性能×設計×空調のバランスが取れた家なら、吹き抜けがあっても、夏も冬も快適に過ごせます。

 

この記事でご紹介した、

『夏でも快適な吹き抜け空間をつくるための3つのポイント』

① 断熱・気密性能の確保

② 太陽の熱をコントロールするパッシブデザイン設計

③ 空気を上手に循環させる空調計

それから、

住み方のちょっとした工夫や、将来を見据えた設計の考え方によって、

吹き抜けは「暑くて後悔する空間」ではなく、「光と風を楽しめる快適空間」に変わります。

 

福富住宅では、

住宅性能・設計・暮らし方のすべてをトータルでご提案しています。

「本当に快適な吹き抜けってどんな感じ?」「我が家でもできる?」と気になった方は、

ぜひ足利市のモデルハウスで “ 体感 ” してみてくださいね!

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\ まずは、相談してみませんか? /

家づくりに関することならなんでも、お気軽にご相談ください!

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このスタッフブログでは、新築・リフォーム・リノベーションをお考えの方へ向けて、

家づくりに役立つ情報を、今後もお届けしてまいります。

「吹き抜けのある家がほしい」「ガレージのある家がほしい」「中庭のある家がほしい」

でも、色々と心配....

そんな方は、ぜひ一度私たちへご相談ください!

あなたの理想のマイホームを叶える、お手伝いをさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

福富住宅のスタッフ写真


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