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住まいの性能 用語解説 ~C値って、いくつがいいの?Heat20の提案水準~

2023/03/25(土) 社長ブログ

足利市の工務店、福富住宅の渡邊雄二です。

『住まいの性能 用語解説』と題して
住宅の性能につかわれる言葉についてご紹介!

家づくり計画のご参考として頂けましたら
幸いです。

住まいの性能 用語解説
【C値って
いくつがいいの?

 前回は、「漏気と気密」についてのお話でした。ここ数回、建物の密閉度=気密性が大切というお話をしてきました。

では、気密性を表すC値って、一体いくつにすればいいのでしょうか?

福富住宅では、二つの基準から、気密性C値0.4以下を自社基準としています。

今回は、まず一つ目の基準をご紹介します。

Heat20での提案
C値:0.7±0.2(0.9~0.5)

まず一つ目は、断熱性のお話の時にでてきた『Heat20』という基準に登場するC値の目安です。

『Heat20 設計ガイドブック2021』という本があります。その94&95ページは「気密性能水準の提案」という項です。

     *Heat20については、こちらへ

冬、暖房を使用しているときには、天井付近のすき間からは暖かい空気が外に出てしまい、床付近や窓の下の方から、冷たい空気が入ってきてしまいます。

このとき、床付近や窓の下部から冷たい空気が、どのくらいの風速であれば不快に感じないのか、そんな視点から気密性能の水準が提案されています。

Heat20設計ガイドブックによる
気密性性能水準
C値:0.7±0.2(0.9~0.5)

このC値は、経年劣化による性能の低下が考慮されています。

ちなみに、気密性能を表すC値は、どれくらいすき間がるのかを示しているので、数値が小さい方が気密性が良い=すき間が少ないということになります。

住宅の新築工事の際、『C値0.7になるように工事をする』というのは、実は結構難しいものです。優勝を目指して努力するから、結果3位入賞できるという感じでしょうか。

そのため、C値0.7を目指すとするよりは、【C値0.5以下を目指して、気密性を確保するために工事を行う】ことが必要です。

以上、一つ目の基準「Heat20 設計ガイドブック」で提案されている気密性能の水準でした。

次回は二つ目の基準について、ご案内致します。お楽しみに!

 

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