ホーム スタッフブログ 住まいの耐久性に関するお話~屋根の下葺き~ 前の記事 一覧 次の記事 自己紹介へ 住まいの耐久性に関するお話~屋根の下葺き~ 公開日:2022/11/22(火) 更新日:2022/12/20(火) 社長ブログ|家の性能 パッシブデザイン設計耐震等級3+制震、高断熱・高気密で、省エネ性に優れた住まいをご提案!有限会社 福富住宅 代表の渡邊雄二です。 住まいの耐久性に関するお話【屋根の2次防水】 屋根は、どんなものが耐久性がいいですか?こんな質問を頂くことが多いのですが、じつは屋根材の下に敷く、下葺き材が耐久性能に大きく関係しています。 写真は屋根の下葺材として、改質アスファルトルーフィングを施工している写真です。下葺材は、万が一、屋根材の下に水が入った時のための防水措置で、2次防水としての機能があります。昔は、同じアスファルトルーフィングでも、薄いものが使われている事がありました。リフォームなどで、屋根瓦をめくると、黒い紙がパリパリになっている事があります。こうなってしまうと、2次防水としての機能は期待できず、雨漏りの心配も…。今では、アスファルトルーフィング940という規格のものか、改質アスファルトルーフィンが使われています。アスファルトは水がしみこまない性質があり熱などの影響で柔らかくなります。その性質を利用して、仮止めの穴や屋根材を止める釘穴をふさぎ、防水層としての役割を果たします。改質の方は文字通り、アスファルトルーフィングを改良したもので、釘穴をふさぐ性能や寸法の安定性が向上し、折り曲げで亀裂が生じにくいなどの特徴があります。工事のポイントは、ルーフィングの重ねる長さと留め付け方です。ルーフィングは、横幅1メートル位でロール状になったものが一般的で、下から順番に施工します。その時、下のルーフィングに上のルーフィングを重ねるように施工します。 上下の重なりは10cm以上で、ほとんどの商品に、目安となるラインがあります。横方向の重ね長さは20cm以上です。留め付けにも、注意が必要です。必要以上に止めてしまうと、2次防水に穴をいっぱい開けることにになってしまいます。屋根の下地として、ルーフィングを工事するだけですが、実は様々なチェック事項があり、その事項をキチンと工事するかどうかで、建物の耐久性に違いが出てしまいます。また、屋根の形を複雑な形にしないで、シンプルにスッキリとする事も、耐久性に関係します。雨漏りによる水濡れは、木造住宅にとって天敵です!新築はもちろん、リフォームや修繕時には、技術や知識をもった信頼できる業者さんにお願いする事が大切です。「屋根を見たら、瓦がズレてますよ。」なんて声をかけて来る業者さんには、要注意です! 【11月 12月のイベント案内】 お住まいに関するご相談は、経験豊富な一級建築士兄弟とプロの職人集団「チーム・スマイル」にお任せ下さい! (業務内容)注文住宅・規格住宅・リフォーム各種 (対応エリア)足利・佐野・太田・館林・桐生・邑楽大泉・明和・千代田 お問合せ ※しつこい営業は一切行っておりませんお気軽にご相談くださいませ 前の記事 一覧 次の記事 1ページ (全40ページ中) 1 2 3 4 5 6